製作途中の写真が無いので、出来上がりの写真だけですが。
自分のふくらはぎのサイズに合わせて、方眼紙に型紙を作り、実際に足に合わせてみながら微調整して、型紙のサイズが決定したら厚紙を切り抜きます。
立て挙げや紐…というか帯というか…を付ける為の穴を開けるのを忘れないようにします。下(足首の方)に二穴の穴を左右に、上にも二穴の穴を左右に入れています。
切り抜いた厚紙には木工用ボンドで半紙を貼り付けます。
厚紙だけより紙が丈夫になるので、必ず和紙は貼った方が良いと思います。
また、和紙以外は(コピー紙などの洋紙)繊維が固くて伸びないので細かいところで融通が利きません。
切り抜いた厚紙のフチに自遊自在針金を貼り付けていきます。
形に沿って曲げて、極小のダブルクリップで挟んで固定。
隙間に瞬間接着剤を流すように入れていきます。クリップをくっつけてしまわないよう注意。
ペンキで色を塗ります。刷毛を入れる前に一応かき混ぜて(割りばしなどで結構ですので)色が均一になるようにした方が良いですね。
使い終わったら、刷毛は新聞紙でペンキをしっかりふき取ってから洗います。
ペンキの缶の口も新聞紙で拭いてからフタを閉めます。ペンキが付いたままだと、次に使う時フタを開けるのが大変です。
刷毛ムラが嫌な方はアクリルラッカーなどを使うと良いと思います。結構安いですし。私はまだ使ったことないんですが、紙なので大体どんな塗料もOkです。
ただ、和紙とは相性悪いのかも?(和紙がかなり塗料を吸い込むみたい)はっきり確認してないので、試してから使う方が良いかもです。
乾くのにそんなに時間はかからないのですが、ペンキは重ねるとペンキ同志がくっついてしまうのが難点です。重ねて仕舞う時は、布(スカーフとかでも良いです)にくるむと大丈夫です。コート紙など、つるっとした紙を間に挟んでおいても良いかも。
重ねておきたい場合は極力長い時間乾かす方が安心です。
臑当てを固定する黒い布を、扇状に切ります。縦は臑当てのサイズに合わせ、幅は多少長めでも問題ありません。
縦挙げはベースになる肩パッド(表を布などでくるんでいないむき身のヤツ)を自分の膝に合わせてカット。それから型紙を作って厚手の芯地と合皮を切ります。左右の縦挙げも自分のサイズに合わせて型紙を作り、芯地と合皮を切ります。
合皮を張り合わせ、六角の刺繍を入れます。二本取りが良いようです。私はうっかり一本でやりましたが…
六角の中心に目打ちなどで穴を開けつつバッテンに平紐を入れていきます。奇麗に入れられれば□に見えるんですが、慣れない作業でなかなか上手くいきませんでした。
平紐が通る針は持っていなかったので、手で無理やり押し込んで引っ張ってます。乱暴すぎ。もう少し細目のリボン等でもよかったかも。
縦挙げのフチに同じ金の合皮でバイアスしていきます。皮用の縫い針でちくちく縫っていきます。
裏側に金の合皮をボンドで貼り付け、バイアスもボンドで貼りました。瞬間接着剤は楽だけど、固くなるので使う場所は注意が必要です。
例えば縦挙げの場合、上の方は瞬間接着剤でもさほど問題ないですが、下の方に使うのは足のラインに合わせてカーブするので向きません。
臑当ての上下に付ける白い紐というか帯?は1cmくらいの幅で作ってもらいました。布は普通に白い綿生地です。
パーツが揃ったらベース用の扇状布に組み合わせていきます。紙を使っていますが、糸を通す穴を開けているので全部糸で縫い止めます。縦挙げが厚いので(縫い止める部分に肩パッドは入れてませんが皮二枚+芯地なので結構固い)、これと臑当てを一緒に縫い止めるのはちょっと力が入ります。
臑当てのパーツの隙間はテキトウで大丈夫でした(どっちにしろ最後に紐帯で上下締めちゃうので)。
念のため、臑当ての端部分はフックやマジックテープで留められるようにしておきました。マジックテープは事前にミシンで縫い止めると丈夫だと思いますが、ミシンを出すのが面倒だったのでボンドで留めました。
針金が入っているので、足のカーブに合わせて曲げることができます。
一気に曲げるとボンドがめきょっと剥がれたりするので、曲げる時はゆっくりと。
PR